世界からすべての摩擦(いさかい)が消える日まで。この技術の先に夢見る平和のカタチ
「世界平和」という大きすぎる言葉を聞くとき、私たちはどこか遠い、自分とは関係のない事のように感じてしまうかもしれません。
でも、その平和のヒントが、いま私たちの身近にある「誰も見向きもしないゴミの山」の中に隠されているとしたらどうでしょうか。
世界中で繰り返される資源の奪い合いや紛争、そして私たちの身近な街が抱える今のリアルな地域課題。さらに、不安定な社会情勢のせいで、現場で本当に必要としているのにエンジンオイルなどの大切な物資が「手に入らない」と困っていらっしゃるお客様の存在。これらすべてのギクシャク(摩擦)を、技術の力でもっと「なめらか」に、もっと優しく変えていきたい。
私は最先端の数式を解くような賢い技術者ではありませんが、捨てられたプラゴミを未来のすごい素材(カーボンナノチューブ)へと生まれ変わらせる革新的なアイデアに出会ったとき、そこに一縷の希望を感じました。
かつて大好きなマイケル・ジャクソンが名曲『Heal the World』で切に願った、誰も涙を流さない世界へ。ビジネスの損得をひとまず横に置いて、一人の人間としてこの技術の先に夢見ている「これからの平和のカタチ」について、少しだけお話ししたいと思います。
目次
ゴミの山を見ていると、あの名曲を思い出す
マイケル・ジャクソンが教えてくれた「世界を癒す」ということ
子供の頃に聴いたマイケル・ジャクソンの『Heal the World』という曲が、ずっと心に残っています。「世界を癒そう、もっと素敵な場所にしよう」と歌うあの優しいメロディが大好きでした。大人になって、社会のいろんな現実を知れば知るほど、あの言葉が持つ意味の重さを実感します。今、目の前にある「誰も見向きもしないゴミの山」を見たとき、何となくあの歌が頭の中で流れました。マイケルが切に願っていた、世界を癒すって、もしかしたらこういう足元の小さな景色からも目を背けないことから始まるのかもしれません。
街にあふれるプラゴミという「いさかい」の種
コンビニの袋、ペットボトル、商品のパッケージ。私たちの暮らしを便利にしてくれるプラスチックだけど、使い終わればただのゴミになってしまいます。海を汚し、燃やせば空気を汚すゴミの山。これって結局、人間が自分の都合だけで突っ走ってしまった結果、地球との間に作ってしまった「摩擦(いさかい)」そのものに見えるような気がします。地球を困らせるギクシャクした関係を、私たちはいつまで続けていくのでしょうか。
誰かにツケを回す社会の仕組みを、そろそろ変えたい
ゴミ問題の切ないところは、自分達が排出したゴミのしわ寄せが、めぐりめぐって世界のどこかや、自然環境に押し付けられていることです。この「誰かにツケを回す」という構造がある限り、世界から本当の優しさは生まれないのではないでしょうか。世界中にある廃棄プラスチックの山は、私たちの無関心が生み出した、現代の小さくて大きな問題なのだと感じます。
なぜ世界は「奪い合い」を続けてしまうのだろう
ニュースの向こうの紛争と、私たちの暮らしのつながり
テレビから流れてくる遠い国の紛争や戦争のニュース。悲しい歴史の裏側を少し覗いてみると、そこにはいつも「石油や天然ガスなどの限られた資源の奪い合い」という現実があるように思います。奪わなければ生きていけないという不安や恐怖が、人と人、国と国の摩擦を大きくしてしまう。もし、私たちが何かに依存しなくてもいい社会を作れたら、世界のいさかいはもっと減るのではないでしょうか。
「必要なのに手に入らない」という格差をなくすために
資源の偏りや不安定な世界情勢で、いま、現場で本当にエンジンオイルを必要としているのに「手に入らない」と困っていらっしゃる企業がたくさんあります。当たり前にあるはずの物が行き届かないという現実もまた、社会のバランスが崩れているサインだと感じます。特定の場所で作られた資源に頼りすぎるから、誰かが我慢を強いられるギクシャクが生まれてしまうのかもしれません。
資源がどこにでもある世界になれば、争う理由はなくなる?
資源が特定の国だけに固まっているから、パワーバランスが崩れて小競り合いが起きてしまうのかもしれません。プラゴミは世界中どこの街にだってあふれています。仮にゴミがある場所すべてを、最先端で今後必要になるであろう「カーボンナノチューブ」が生まれる場所に変えていけたとしたら。と思ってしまいます。
ゴミから生まれる「未来の素材」が地球を優しく包む
この技術が持つ優しさ
「ゴミを最先端素材に変える」というアイデアは素晴らしく、その根底にはあるストーリーがあります。ダイヤモンド並みに強くて、いろんな機械の効率を劇的にアップさせるカーボンナノチューブ。これをゴミから作るということは、地球をできるだけ傷つけずに、人間の暮らしを豊かにしていくための「優しい解決策」だと思います。
炭素を閉じ込めて、地球の熱を下げていく
プラスチックをただ燃やしてしまうと、大量の二酸化炭素(CO2)が出て地球温暖化を進めてしまいます。でも、フューチャーアース研究所の方法なら、その炭素を煙にせず、素材(ソリッド)としてしっかり閉じ込めることができます。大気中に悪いガスを逃がさない、これこそが私たちが目指している「循環型SDGs」のカタチです。地球が背負っている熱という重荷を、少しずつ下ろしていけたら。そう信じて日々取り組んでいます。
我慢するエコから、みんながワクワクするモノづくりへ
環境を守るために「何かを我慢する」のは、当たり前のことなのに少し寂しい気もします。でもそうではなくて、社会問題になっているプラゴミを原材料にすることで、今まで以上に新しく、クオリティの高いものが作れるようになるかもしれない。そんな「地球にも優しくて、使う人も嬉しくなる社会の仕組み」を作ることができたら、モノづくりの常識がガラリと変わるのではないでしょうか。
➡弊社では、全国の企業様からのプラスチック廃棄物量を少しでも軽減するため、プラスチック廃棄物を原料としてカーボンナノチューブ(CNT)を生産する技術を開発しました。企業様の商品製造時の端材などとして排出されるプラスチック廃棄物が、カーボンナノチューブ(CNT)に変換可能かどうかの試験や、その後の活用についてのご相談を承っております。お気軽にお問い合わせください。
街の「困りごと」を解決することが、平和への第一歩
まずは地域課題に向き合う
「世界平和」なんて大きな言葉を叫んでも、遠すぎてピンとこないかもしれません。だからこそ、自分が暮らす街のリアルな現場を今一度見つめてみましょう。今、日本のたくさんの地方都市が、少子高齢化や財政難の中で「ゴミ処理のコストが高すぎる」という深刻な地域課題に頭を抱えています。私たちの身近な生活の中にも、解決すべき小さな摩擦はたくさんあるのです。
ゴミ処理にかかるお金の一部を、笑顔に変えよう
もし、一生懸命集めているプラスチックゴミが、ただの「お金をかけて燃やすもの」から、価値ある素材の「カーボンナノチューブ」に変わったらどうでしょうか。ゴミ処理にかかっていた莫大なコストの一部が浮いて、さらに製造したカーボンナノチューブを利用した市民への還元(エンジンオイル添加剤「UG463」など)も可能です。身近な暮らしに少しだけでも「ゆとり」が生まれれば、人の心はもっと穏やかになるはずです。
みんなで力を合わせる「官民連携」で、小さな奇跡を起こす
このアイデアをただの夢物語で終わらせないために、思いつきだけでなく、行政や地域のみんなが手を取り合う「官民連携」の取り組みを進めています。どこか一つの地域で成功モデルを作ること。その小さな奇跡が、やがて世界中の同じように悩む街へと広がっていくと信じています。
ビジネスの損得を超えて、一人の人間として願うこと
大切にしたい景色のこと
会社を運営していく以上、売上や利益を考えることはもちろん大切なことです。でも、どれだけ大きなビジネスになったとしても、それが誰かを幸せにしていなければ意味がないと思っています。ビジネスという枠を飛び越えた先にある、「どれだけ地球に優しくできたか」という部分に、私は何よりもワクワクし、やりがいを感じています。
奪い合う世界から、みんなで活かし合う循環の未来へ
これまで、そして今の世界は、誰かを蹴落としたり、資源を独占した人が勝つゲームなのかもしれません。だけど、そんなのはもう疲れてしまいます。それよりも、捨てられたゴミさえもみんなで宝物に変えたりする、そしてそのハッピーをみんなで分かち合う「活かし合いの未来」のほうが断然楽しく幸せです。奪い合う必要のない、なめらかで丸い世界。それこそが、新しい時代の歩き方になればと願っています。
「世界をなめらかに、優しく」
世界からすべてのいさかいが消える日なんて、私が生きている間には来ないかもしれません。それでも、子供達やさらにその先の未来の子供達のために紛争のない世界になるように願っています。ゴミを目の前にして「これを未来の希望に変えよう」と奮闘することは、世界をほんの少しでも優しくするための切実な祈りでもあります。誰もがトゲトゲせず、なめらかに、優しく生きられる未来へ。この技術の先にある平和のカタチがあるのならば、形にしていけたらと思っています。
➡弊社では、全国の企業様からのプラスチック廃棄物量を少しでも軽減するため、プラスチック廃棄物を原料としてカーボンナノチューブ(CNT)を生産する技術を開発しました。企業様の商品製造時の端材などとして排出されるプラスチック廃棄物が、カーボンナノチューブ(CNT)に変換可能かどうかの試験や、その後の活用についてのご相談を承っております。お気軽にお問い合わせください。









